子供を谷に落とす石獅子! 玉川神社

目黒通り沿いにひと際目立つ鳥居を誇る玉川神社は、かつての玉川村の鎮守として周囲の人々に親しまれてきています。

文亀年間に世田谷城主だった吉良頼康が勧請したものと伝えられています。
現在の玉川神社という社号になったのは、明治41年で、熊野神社から改められました。その際に伊勢宮(天祖神社)、諏訪神社、御嶽社を合祀しました。

もともとの熊野神社は総本社が熊野新宮で、熊野に移住した出雲族が、郷里の氏神であった島根県八束郡八雲村字熊野にある熊野神社を分祀したものです。
のちの熊野信仰の隆盛により、鎌倉時代には、山伏や先達により全国に熊野神社が勧請されるようになりました。武士の時代と重なり、文亀年間になって吉良頼康も、ある意味で流行に乗って熊野神社を創立したものと思われているようです。

交通量の多い目黒通りに面しているとはいえ、鳥居を潜り、境内に入るとまるで別世界に入ったかのような錯覚を覚えます。それほどまでに静謐な雰囲気に満たされています。

楠の巨木もあり、社殿に向かう空間も広く、とても清涼感を感じる境内です。

そしてこの玉川神社の注目ポイントは獅子石です。

崖の上に親の獅子、下には子供の獅子、その子供は崖の上の両親を見上げているという光景があります。
獅子が千尋の谷に子を突き落とすという故事に因んだもので、この石像は一見の価値があります。

ヌミノーゼ心理を喚起させるというよりも、地元に親しまれ、珍し獅子石があり、何となく心を落ち着けるタイプの神社といえるかもしれません。

東京都世田谷区等々力3丁目27−7

オットー・ヤーパン

投稿者プロフィール

ヌミノーゼ巡礼管理人兼巡礼者。
弘法大師入唐求法1200年を契機として、世界各国の様々な聖地に赴き、そこでのヌミノーゼ体験によりこのページを開設。

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